自分の気持ちや考えを、うまく言葉にできていますか?
文章だけで、相手に伝えられていますか?
オンラインでのコミュニケーションが普及する中、見た目や声のトーンといった非言語的要素が失われ、言葉そのものの正確な伝達がより重要になっています。
誤解を避け、意図を正確に伝えるためには、語彙力や言語力、文章力を高めることが不可欠。
技術が進化しても、人の感情や意図を伝えるには言葉の力が大切です。
相手の顔がみえないやりとりの日常化
現代では、インターネット上のサイトやアカウントからのお問い合わせやメールでの仕事等のご依頼、SNSやフリマアプリ等での個人間の取引など、顔を知らない相手とのやりとりも普通になってきました。
さまざまな可能性が広がる一方で、SNSでは誹謗中傷やクレームなど、残念なお話も見受けられるのも事実。
ネット上での顔のみえないやりとりは、全て文章における言葉のコミュニケーションによってお互いの意思疎通がはかられます。
メラビアンの法則
アメリカUCLA大学の心理学者/アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。人物の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念。メラビアンが提唱する概念において、除隊面の人物を認識する割合は、「見た目/表情/しぐさ/視線等」の視覚情報が55% 、「声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等」の聴覚情報が38%、「言葉そのものの意味/話の内容等。」の言語情報が7%と言われている。
コトバンク
有名な「メラビアンの法則」でも示されているように、人の印象は見た目と声がほとんど。
しかし、非対面かつ顔もみえないオンライン上でのコミュニケーションにおいては、見た目の雰囲気も声のトーンも表情もわかりません。
ゆえに、言葉だけ文章だけでは、本当の意図が伝わりにくかったり誤解を生じやすかったりすることも、しばしば起こり得ます。
齟齬やトラブルが生じたら
実際にこちらの意志と相手の受け取り方に齟齬が生じ、誤解や認識のズレからトラブルが発生した場合にはどうしたらよいのでしょうか。
もし自分の本意ではなかったとしても、相手がそう受け止めてしまったこと自体は事実。
まず、不快な思いをさせてしまったことに関しては、素直に認め誠意を込めて謝罪します。
その上で、相手の思い違いを解消するべく、できるだけ丁寧に、言葉をふんだんに駆使して、あらためて自分の考えや想いをわかりやすく説明します。
勘違いされてしまうと、つい感情的になってしまい怒りたくなったり責めたくなる気持ちもわかりますが、それでは解決しません。
逆に事態が悪化し、余計なエネルギーを費やすことにもなりがちです。
熱くなりやすい方ほど難しいかもしれません。
私は完全に平和主義でミニマル思考、怒ることすらメンドウというある意味冷めたタイプなので(笑)、そんな時は一呼吸おき、いつも冷静に大らかにと心がけています。
もちろん謙虚さも失わずにおきたいものですが、
間違いと指摘されることなどにより怖さを感じ、かえって委縮しすぎてしまう方もいるでしょう。
ドキッとしてビックリして、ただひたすら謝るだけでも事態はなにも進展せず望ましくありません。
まず謝ることは大切ですが、その根本の相違点を解消しないことには先に進みません。
そもそも適切に伝わらないのは、自分の言語および文章スキルの乏しさが原因とも考えられます。
ただ書く(話す)のと、伝わるのは異なります。
相手にきちんと伝わって初めて、意味をなします。
技術革新の恩恵を受けつつ、円滑なコミュニケーションをもち良いつながりを保つためには、その手段となる言葉や文章についての学びも不可欠です。
言葉や文章の重要性
たとえ技術は発達しても、人の気持ちは勝手に伝わるわけではありません。
これからも、語彙力や言語力、文章力が助けになることがたくさんあるはずです。
自分の想いや考えをあらわし伝えるためには、読書をして様々な思考や表現方法に触れたり、こうしてブログを書いたり話したりして、日頃から言語化することを習慣にすることが大切。
また、直接的に言葉についてを学ぶのも有用です。
かくいう私も、相変わらず使えていない言葉が多いので日々勉強です。
ミニマリストが手放したくないもの
LINEやチャット等でやりとりも簡素化でき、より手軽に気軽にコミュニケーションがとれることはとても便利で有り難い時代です。
手間なく時短で効率的、生産性も上がるでしょう。
ぜひ存分に活用していきたいものです。
一方で、美しい日本語と心は、決して省かず疎かにせず、時代が変わっても大事にしたいと思っています。
書籍やマスメディア、ネット、日常会話などでも意識次第で、毎日がまだ知らない日本語やさらなる奥深さに出逢う学びの機会になります。
そして、「ありがとう」と「ごめんなさい」
感謝を伝えること
素直な気持ちを表現すること
これからもずっと大切に。
自分の発する言葉が自分をつくります。
よりシンプルかつミニマルにしたいところと
ミニマリストでも手放したくないところと
バランスよくいつも適切に、心地のよい言葉とともに生きていきたい。
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